トヨタC-HR エネルギーモニターを表示して走行してみました
マルチインフォメーションディスプレイは前回見た項目を記憶しており、走行モード切替画面から右ボタンを押すだけでエネルギーモニターを表示させれることが分かりました。
簡単な操作であるため、スポーツモードへ切り替え後にエネルギーモニターを常時表示させて通勤してみました。
相変わらずバッテリー残量は6メモリありますね。
納車時から不思議に思っていたことがあります。
改良前THSではパワーオン後停車していてもすぐにアイドリングチェックのため1分間エンジン稼働しますが、改良後THSではそれがありません。
暖機等はしないのですぐに走行するのですが、大通りに出るまでエンジン稼働しないこともしばしば。
大通りに出る前にエンジン稼働することもあるので、バッテリーの残量もしくは外気温次第なのかは分かりません。
朝一でモーター走行しているのに勝手にエンジン回す「パワーオン後のアイドリングチェック」がなくなった???のであれば有難いことです。
走行していて思ったのは、モーターで巡航していてもバッテリーの減りが遅いということ。
これは大径タイヤの効果と改良されたトランスアクスルの効率化が功を奏しているのでしょう。
さらには高回転化されたモーター(ジェネレーター)の減速による回生効率アップ。
回生ブレーキがキャンセルされるギリギリの制動だとしても、すぐにバッテリー残量1メモリ増えることに驚きました。
バッテリーの充電効率も上がっているため、強制充電の心配は以前ほど無いのかもしれませんね。
改良前THSであった水温76℃縛りのアイドリングチェック。
こちらの制御については残念ながら改善されていないようです。
アクセルオフでモーター走行に切り替えようとしてもEVマークが点灯しないことがあるので依然として存在している模様。
しかも、改良前THSよりも早い段階でチェックが始まりました。
OBDデータによる情報がないため定かではありませんが、チェックの入る水温が低いのか、それとも水温の上昇が以前よりも早いのか。
排気熱回収器が付かないC-HRに限って後者ということは無さそうですが。
エネルギーモニター表示させての走行ですが、さぞかし燃費は良くなると思いきや全く変化なし。
無論、「高充電モード」での走行をしている訳ではなので仕方ないのかもしれません。
というより、これだけ充電効率が高いと「高充電モード」での走行を維持するのは至難の業です。
エネルギーモニターを見ながらの運転は、安全運転を考える上で好ましい事ではないため、そういった情報を見なくてもカタログ燃費を達成できているのであれば表示させずに運転した方が良いのかもしれませんね。