トヨタC-HR 冬場の車内は意外に暖かい
私がハイブリッド車を購入する上で一番の懸念事項である冬場のヒーター問題。
走行におけるエンジン稼働割合が半分程度と少なく水温が上がりにくいため車内は非常に寒いです。
冷え症の自分にとっては死活問題ですね。
車で通勤するのに異常な防寒装備をし、革手袋着用、膝掛け等万全で臨んでおりますが、1時間弱の間ヒーターをかけずに通勤することは困難です。
燃費を気にしなければヒーターは効くのでどうってことありませんが、冬場であっても強制充電はなるべく回避したいと言うのが心情です。
ヒーターを付けていない場合は水温40℃に到達するとエンジンは停止しますが、ヒーターを付けている状態だと水温60℃になるまでエンジンが稼働し続けます。
一方、水温55℃以下になると強制的にエンジン回し水温を上げようとします。
よって、燃費のことを考え強制充電を回避しようと思ったら水温を55℃以上に保つ必要があります。
先のブログで書きましたが、水温計の針の位置が3分の1程度であればヒーター入れっぱなしで強制充電は回避できております。
その際の空調温度設定は22℃、風量は最小の1目盛りにしていますが、私の運転の仕方(エンジン稼働割合30%)で温度設定をもっと高めにして風量を上げると”強制充電”になってしまうと思います。
これぐらい位置に針が指していれば、強制充電の心配など全くないのですが・・・
現在、ヒーターを入れるタイミングは大体パワーオン後10~15分後でしょうか。
このタイミングだと停車中に強制充電を回避できるようです。
ヒーターを入れてから数分後には温風が出てきますので、こんな使用状況でもC-HRの車内は意外に暖かいと感じます。
30系だと完全に強制充電になってしまうため、ヒーター入れるタイミングは30分後となり凍えるような寒さとなってしまいます。
C-HRの改良型THS2のエンジンは熱効率が40%であり、30系の38%より2%効率が上がっております。
さらには、50系プリウスで採用されているグリルシャッターやTHSでおなじみの排気熱回収器もC-HRには装備されておりません。
このような不利な状況にもかかわらず、C-HRの車内が暖かいと感じるのはなぜか。
燃費チャレンジをしておらずズバッと加速をしているというのもありますが、一番の理由は大径タイヤによってアクセルの踏込量が多いということ。
即ちエンジンに負荷がかかっているということです。
負荷が掛かれば水温は上がりますよね。
一度上がってしまえば下がり辛いというのもC-HRの特徴のような気がします。
30系ではモーター走行しようものならラジエーターで冷やされ水温は下がっていくし、ヒーター付ければ見る見る水温が下がっていきます。
40分走ってようやく70℃で安定するぐらいでしたからね。
その代償が燃費という訳です。
C-HRに排気熱回収器やグリルシャッターが採用されないのは、水温が上がりやすいので装備する必要がないのです。
燃費に関しても外気温が1℃下がるごとに1km/L下がると予想しましたが杞憂に終わりそうです。
とある日の通勤では、外気温5℃、平均車速28km/hで26.8km/Lという結果。
外気温1℃の時は同じく平均車速28km/hで25.1km/Lでした。
外気温9℃が30km/Lのボーダーラインなので、それぞれ予想よりも上回っております。
案外、年間通して実燃費25km/L達成できる気がしてきました。