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マイカーであるC-HRについて書いています

トヨタC-HR ”滑空”する意味はあるのか試してみました

toyota-c-hr.hatenablog.jp

 

”滑空”による燃費貢献度について検証してみることにしました。

 現在の走行距離は1,300kmほどで当たりが付きだした頃でしょうか。

 改良型THS2の扱いにも慣れてきております。

 

比較的検証しやすい出勤時で検証することにしました。

まずは概況です。 

①早朝は比較的涼しいのでエアコンオフで走行。

 外気温24℃前後の場合は窓を閉めた状態で送風のみ。外気温が高め(27℃超)の場合は窓を開けて走行しております。

②同じ信号を2回以上待つ所謂渋滞というのはほぼ無いけれど、信号機には35回ほど止められます。

③1箇所ある踏切は5割以上引っかかります。

④押しボタン式信号機(場所的に最悪)は7割以上引っかかります。

⑤スポーツモードでの走行。

⑥空気圧は納車時にディーラーが設定した230kPaのまま。

⑦バッテリー残量は基本5~6メモリ。

⑧走行距離はメーター表示で23.8kmとなっております。

⑨平均車速は大体28~30km/hぐらい。

⑩出勤時の燃費は34~35km/Lが多いです。

 

検証方法は「滑空を使わない」ことが前提なのでHSI(ハイブリッドシステムインジケータ)を見ずに走行するという形をとりました。

 

検証1日目。

いきなり36.7km/Lという数字がでて驚きました。

”滑空”走行した状態での最高記録が35.9km/Lだったからです。

無論、バッテリー1メモリ減っていたし、平均車速が32km/hと好条件だったことが要因であります。

市内を出る際に、普段2箇所必ず止められる信号を停まらずに走行できる特定の時間があるのです。

その時間にバッチリ当てはまったのが大きいです。

前後に1分ずれただけで連続3回信号に引っかかってしまいます。

その他、普段通らないショートカットする緩やかな下り坂を通ったのですが、3ヵ所ある信号の内2箇所は止められることが多いです。そこを一度も止まらずに抜けれたことも大きいです。

 

さらにはその日の外気温は28℃と高かったのですがエアコンオフの窓開けで走れました。

外気温は高ければ高いほどエンジンの熱効率は上がりますね。

3点好条件が重なったことにより36.7km/Lという最高燃費が出たのでしょう。

ちなみにバッテリーメモリは6→5へ減少しております。

 

 検証2日目。

34.3km/Lでした。

外気温は24℃だったので窓を閉めてエアコンオフの送風状態。

残念ながら上記時間からズレて2箇所信号に引っかかったのと、この日はショートカットせず緩やかな下り坂は通りませんでした。

平均車速は26km/hだったので、信号のタイミングはイマイチ。

それでも普段の”滑空走行”と変わらないのは何故でしょうね。

バッテリーメモリ5→5と変わらず。

 

検証3日目。

この日は35.3km/Lとなかなかの数字。

外気温は25℃で前日と同じく窓を閉めての送風状態。

平均車速30km/hだったので信号のタイミングは良い方でした。

今回は、信号3回連続停止を回避。

ショートカットせず緩やかな下り坂も通っておりません。

 バッテリーメモリは5→4へ減少しました。

 

ついでなので4日目も検証してみました。

この日の外気温は25℃。

よって窓を閉めてのエアコンオフ送風。

今回は、出勤時間がチョイ早めだったので上記信号は連続2回停止となりました。

その他緩やかな下り坂は無し。

踏切停止無し。

押しボタン式信号機停止無し。

平均車速28km/hでの燃費は、なんと37.0km/Lでした。

会社へ到着する手前の道で遅いタンクローリー車が走っており、30km/h弱という低速での走行を余儀なくされました。

本来であれば車間距離を空けてエンジン稼働させるのですが、今回はそのままモーター走行しました。

よって、バッテリーメモリは5→4へ減少。

 

4日目の燃費が平均車速の割に良かったのは、到着前のモーター走行は無論のこと、それ以外では信号停止するタイミングの違いかと思います。

概況で書いた押しボタン式信号機もそうですが、そこで止められることによって停止する間隔が狭くなる場合は燃費にとってダメージが大きいです。

停止状態からモーターで走行するには長すぎるし、エンジン稼働させてもすぐに回生となってしまいます。

逆に2分間という停車時間が長い信号であっても、エアコンオフだとほぼ影響ありません。

 

 

検証4日間を終えての感想。

”滑空”する意味は無かったですね。

意外でした。

ただし、1日目は比較的速度を上げて走行しましたが、2~4日目はいつも通りの速度でHSIを見ずにブラインド”滑空”状態で走っていましたね。

試しにふとHSIを見ると滑空状態となっていました。

慣れとは恐ろしいですね。

1日目は割と回生気味に走っていましたが、信号を見てアクセルコントロールは常にしており、ハイブリッド車だろうが純ガソリン車だろうが低燃費走行は基本同じ。

THS2は”滑空”という特殊なニュートラル走法があるだけです。

 

今回の検証で、完璧な”滑空”で走らなくても低燃費になるということが分かりました。

ムキになって”滑空”する必要がないと分かり、気分的に楽になりそうです。