トヨタC-HR ヒーターを使ってみた
燃費に関して言えば、ハイブリッドの天敵であるヒーター。
シートヒーターは補機バッテリー、すなわち駆動用バッテリーが熱源であるのに対しヒーターの熱源はエンジン冷却水。
エンジン稼働させて冷却水を温める必要があります。
ハイブリッドはモーター走行によって燃費が良くなるのですが、モーター走行をするとエンジンは停止し、しかもラジエーターで冷却水が冷やされてしまうため水温はどんどん下がっていきます。
ヒーターオンにしている間は、水温50℃以上に保つよう制御されているため、停車中でも問答無用でエンジン稼働となります。
いわゆる強制充電ですね。
ハイブリッドの燃費が冬場特に悪くなる大きな要因の一つです。
私は寒冷地仕様にしたのでPTCヒーターが付きます。
しかし、PTCヒーターの熱源は補機バッテリーにも拘らず、エンジン稼働と同時にしか作動しないのです。
PTCヒーターは、エンジンが温まる前にフロントガラスの解氷が目的だからです。
よって、燃費目的で寒冷地仕様にするのはナンセンスです。
さて、出勤時の外気温が7℃だったのでヒーターを使ってみました。
外気温が7℃ということもあり26.8km/Lという結果でした。
外気温10℃未満が30km/Lの境界であるため、ヒーター使用による悪化は約1割。
一方、30系ではヒーターを使わない状態で外気温が0℃前後だと、燃費が一番良い25℃前後時に比べ70%ほどとなります。
C-HRの燃費は30系の90%なので、冬場は計算上24.3km/Lほどになります。
外気温25℃前後時と比較し、上記70%で計算すると24.5km/Lほど。
外気温0℃でパワーオン後からずっとヒーターオンだとおそらく2割減の20km/Lと想像以上に悪くなりそうです。
外気温1℃下がるごとに1km/L落ちるという計算になりますが・・・
年間通して実燃費25km/Lは厳しいかもしれません。