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マイカーであるC-HRについて書いています

トヨタC-HR 2年の総括として価格コム形式でユーザーレビュー

【満足度】   ☆3

【エクステリア】☆3

【インテリア】 ☆2

【エンジン性能】☆2

【走行性能】  ☆3

【乗り心地】  ☆3

【燃費】    ☆5

【価格】    ☆1

 

【エクステリア】

キーンルックと言われる厳つい所謂”トヨタ顔”であり、フロントは正直あまり好きではないです。

見る角度によってはまだマシですが、真正面等下から見上げるような形ではボンネットを持ち上げた影響か縦に間延びしたように見えてお世辞にもかっこいいとは言えませんね。

特にエアロ組んであると最悪です。

情けない巻き髭のように見えるデイライトもオートライト設定時に消せるようにしてほしいです。

一方、サイドから見ると黒い無塗装のフェンダーアーチやサイドステップによって宙に浮いているように見えクーペスタイルを演出。

張り出したフェンダーがムキムキの筋肉質を醸し出し、国産コンパクトSUVクラスの中では造形美豊かで他車との違いは明らか。

といってもサイドにエアロを組むと折角のスタイルの良さが台無しとなってしまいます。

 

【インテリア】

適所に使われているダークブラウンの内装はシックで気に入っています。

しかし、黒基調に準ずるためかシートの黒×茶のツートンはできれば止めてほしかった。

できればサドルタン等の洒落た内装も選べるということなしですが、これはレクサス用に取っておかなくてはならないトヨタ車の宿命か。

 

シートの座り心地は頗る良いのですが、メーカーが一番重視したというサイドサポートのホールド感がなく、右左折時に体がもっていかれてしまい、決してホールドが良いとはいえません。

ランバーサポートよりもサイドサポート優先にしてもらいたかったです。

 腰痛持ちなのでシートを多少寝かせ気味にするのですが、テレスコの調整幅が少なく腕が突っ張ってしまうためシートを前に移動させて対応しています。

テレスコの調整幅があと5cm長くできたら良かったです。

 

メーターまわりの安っぽさも見慣れると気にならなくなりました。

小さすぎるメーターが影響しているのかもしれませんね。

 

内装のトヨタと言われた時代はかなり昔のことのようですね。

異音が至る所から発生しており、せっかくの静かな車が台無しです。

安い材料を使って高く見せるのはトヨタの真骨頂。

それでも異音が出なければ問題ありませんが、最近コストダウンによる品質低下が目に付きます。

未だにトヨタなら大丈夫という神話が存在しているようです。 

不思議ですね。

 

【エンジン性能】

1.8L 2ZR-FXE+モーターのTHS2ということでシステム出力122PSというごく平凡なものですが、モーターアシストがあるため普通に走る分には必要十分な動力性能です。

ただ、アクセルを踏みこむと吸気バルブ遅閉じエンジン特有のガァーという騒々しい音を奏でるため積極的に回したいという気にならない代物。

モーターアシストがなければNA1.3~1.5L程度の出力しかなく、1,440kgの重い車体を引っ張るには無理があります。

普通に走る分には十分な動力性能ですが、エンジン性能に5点を付けるオーナーさんたちの気がしれません。

 

【走行性能】

動力性能については上記エンジン性能によるものなので普通。

走行時の安定性は、タイヤの内圧が規定値でビシッと決まっていれば〇です。

 

制動能力は回生協調ブレーキのために効きもよく、スピードを上げると「止まれない」というミニバンやコンパクトカーにありがちな不安感は無いですね。

個人的には巷で言われている程カックンブレーキに ならず普通に止まれます。

カックンブレーキのことを言う方は単にスピードを出しすぎなのとブレーキの踏み終わりが強すぎるんです。

要するに踏み始めから踏み終わりまで一定の踏力でブレーキを掛けていないのです。

T-Connectナビのアプリにある「停止の達人」で腕を磨いてください。

 

コーナリング性能は若干オーバースピードで突っ込んでも破綻することなく曲がっていけますが、車高を若干高めにしたにもかかわらずサスセッティングが柔らかいためコーナリング中に左右にロールして気持ち悪いです。

タイヤ 空気圧の設定が低いとより顕著に出ます。

 

ステアフィールはクイック過ぎずごく自然ですが、悪く言えばステアリングを切っても車が曲がりだすのが遅くイラッとします。

スポーツモードだと適度な重さで丁度良いですが、ノーマルモードだとパワステが軽すぎて氷の上を走っているかのようです。

回頭性は普通で車体の重さが影響し軽快感はありません。

 

【乗り心地】

C-HRを購入するに当たり一番重視した項目です。

しかし、試乗した時に比べると印象は悪いです。

タイヤ内圧の変化に非常にシビアであり、規定値の230kPaであれば良いのですが、少しでも許容範囲を外れると途端に乗り心地は悪化傾向となります。

210kPaだとフワフワとして安定感が無くなり、250kPaだと突き上げが酷く起伏の激しい道だと左右に体が大きく揺さぶられます。

夏場だと朝の始動時は230kPaだったとしても、夕方の帰宅時は260~270kPaまで内圧が上がってしまい為す術なしです。

元々後部座席は運転席に比べると乗り心地が悪いため、内圧が高いと酔うこと必至。

個人的には後部座席に座りたいと思いません。

 

タイヤはミシュランのプライマシー3で、納車当初はロードノイズが大きめと感じましたが、現在は全く気にならなくなりました。

 

【燃費】

燃費が一番良いと言われる5月や9月であれば、メーター読み33km/L前後です。

年間通すと実燃費で27km/L前後かと思われ、車体の重さや大径タイヤの影響で30系の約1割減に甘んじています。

それでもカタログ値×0.9なので満足しています。

 

【価格】

ハッキリ言って高いです。

尋常じゃない値引であったため購入しましたが、それでも安いとは思いません。

 

【総評】

納車当初の乗り心地は硬めでビシッとしていましたが、最近サスが馴染んできたのか空気圧を若干高めに調整しても柔らかいという印象を受けるようになりました。

コーナリング中、左右に車体が揺れるのは正直萎えます。

乗り心地を重視して購入しましたが、いざ乗ってみると大したことなかったし、異音のオンパレード。

それでも燃費が良く、トヨタ車ならリセールもそこそこ良いってことで3年程度で乗り換え予定でしたが、発売1年未満でまさかの特別仕様車(LEDエディション)登場でリセールはさらに低下。

問答無用で13万円ダウンは堪えますよ。

 

2年乗りましたが、正直なところ納車1週間で買ったことを後悔しました。

結局、異音は2年間収まることなく続き、トヨタ社の品質に対する不信感が増大しました。

唯一の救いは実燃費が27km/Lだったこと。

ランニングコストを抑えることができ、月当たりの償却額が購入当初に想定した範囲内に収まりホッとしています。

 

ちなみに1年前はこんな評価でした。

【満足度】   ☆3

【エクステリア】☆4

【インテリア】 ☆2

【エンジン性能】☆2

【走行性能】  ☆3

【乗り心地】  ☆2

【燃費】    ☆4

【価格】    ☆2

 

【エクステリア】の評価が下がったのは、真正面&遠めで見たときのフロント部分がかっこ悪いので。

【乗り心地】の評価が上がったのは、空気圧の設定を変えたことと異音をある程度解消して剛性感がアップしたから。

【燃費】の評価が上がったのは、ノーマルモードで思いのほか燃費が良くなったから。

【価格】の評価が下がったのは、LEDヘッドライト標準化に伴いリセールが悪化したため。