トヨタC-HR ハイブリッドの売却額はいくらだった？
コロナ渦で新車が売れず買取相場も崩壊。
一時はどうなることかと思いましたが、7月になって何とか回復してきました。
1年前の3月が売却の旬だったけれど、これに近いコストで売却できてホッとしています。
今回は新しい車の下取り車として売却なので、買取価格よりも低い査定となっています。
下取り車の査定が低くなる理由は、納車までの期間を想定するからに他なりません。
新しい車は2ヵ月後に納車予定なので、2ヵ月の期間もさることながら走行距離も伸びるため即渡しの買取価格より低くなるのは当然です。
ディーラーでの最初の下取り査定額はリサイクル料金込みで161万円でした。
トヨタの買取参考価格が148万円。
一応、7インチのナビが付いてますし、車検が1年半以上残っているので155万円ぐらいにはなるでしょうか。
よって、ディーラーの下取り価格161万円はそこそこ頑張っている数字かと思います。
一方で、こちらはオークション買取相場です。
私のC-HRと同じような仕様のものを検索してみました。
同じグレードでも170万円と200万円の価格帯に分かれているのは、エアロ装着の有無によるものと思われます。
フルエアロ装着車だと査定価格が20万円ぐらいアップするそうです。
私は嫌いですが、査定アップにはぜひ装着すべきアイテムですね。
その他ではオプションの革シート、9インチナビが査定アップになるようです。
私のC-HRは、エアロなし、革シートなし、7インチナビと査定アップに貢献する装備がありません（汗
ここでオークション相場について。
ここに出ている価格は”落札価格”であり、手数料等の費用は別にかかってきます。
しかし、業者間の取引の場合は”税抜き”です。
よって、落札価格200万円であれば、税込220万円で買っていることになります。
買取店やディーラー下取りの場合も然りで表向きは税込価格になってますが、彼らが損得勘定をする際はすべて税抜きで計算します。
220万円で買い取っても仕入れ値は200万円です。
買取店やディーラーが20万円損すると思ったあなたは、消費税のことを分かってませんね。
消費税は末端の消費者が負担するものなので、上記例の場合は新たに中古車として購入し使用する人が負担します。
買取店やディーラーは消費税20万円を仮に支払い（仮払消費税）、販売した際に消費税を受け取り（借受消費税）、その差額を国に支払います。
以前、週刊誌がトヨタ自動車の消費税還付について記事を掲載しました。
大企業が多額の消費税還付を受けたと批判したかったのでしょうが、私はよくこんな記事を出したなと思いましたよ。
トヨタの場合、国内の雇用維持のため年間国内生産300万台を死守しようとしております。
年間国内販売台数は150万台ほどなので、半数は輸出していることになりますね。
消費税は日本国内で消費するものに課税されるものなので、輸出されて海外で使用されるものについては消費税対象外です。
売上の半数が非課税なので消費税が還付されるのは当然のことです。
上で書いた例題通り、サプライヤーから部品を調達する際に支払った消費税（仮払消費税）を返してもらっているだけなのです。
多額の消費税還付を受けたというのは事実で間違いないのですが、全体を見ずにその部分だけ切り取って記事にする。
週刊誌の情報が当てにならないというのはこういった理由からなのです。
話がそれましたが、C-HRの最終的な下取価格はリサイクル料金抜きで185万円でした。
税抜きだと168万円なので上記オークションの落札価格に近い数字となりました。
買い取った車はオークションで売却することも多く、各種手数料が掛かりますし、会社の儲け分も必要です。
よって、経験上ディーラーや買取店での査定（税込）は上記落札価格（税抜）よりチョイ下辺りが妥当かと思います。
今回は下取り車の査定アップに値引きの上乗せが加味されているので185万円（税込）なんて数字が出てますが、買取店での査定は175万円（税込）と推測しています。
ちなみにビッグモーターさんは170万円で買取されてますね。
その価格より5万円上げているのは私のC-HRは異常に綺麗なので（笑
当初の下取り価格が160万円なので、査定アップと称した値引きが25万円というのはナンセンス。
買取価格175万円から10万円アップというのが宜しいかと。
まぁ、引き渡すのは2ヵ月後なので5万円ぐらいの価値があると想定し、10～15万円の値引き上乗せなら問題ないでしょう。
2ヵ月後に買取査定するのが一番正確なのでしょうが、売る気もないのに査定するのは大迷惑なので止めておきます。
買取店で査定してからディーラーへ行くのがベストですが、行きたくないという人も多いはず。
そんな時はオークサポートで落札価格を参考にするのも一考です。
