SevenColors

マイカーであるC-HRについて書いています

トヨタ カローラスポーツを試乗したのでC-HRと比較してみました

以前、2回に亘ってC-HRのダメ出しをしました。

toyota-c-hr.hatenablog.jp

toyota-c-hr.hatenablog.jp

 

先般、新型カローラスポーツが発売となり、カタログを拝見しただけでもC-HRのネガな部分が改良されていたので、その部分を比較してみたいと思います。

 

試乗したのはガソリンターボのGグレードで、タイヤは205/55R16のダンロップEC300です。

EC300はエナセーブ203と同等グレードのエコタイヤですね。

比較対象としてはG"Z"グレードが望ましいけど、購入するとしたら比較的装備が充実しているGグレードなのでちょうど良かったです。

Cセグのハッチバック車に225/40R18のタイヤなど必要ありませんから。

 

以前書き綴ったC-HRのネガな部分は下記20点。

①異音

②乗り心地

③シートポジション

④運転席とサイドシルとの隙間

⑤ステアリング

⑥メーターパネル

⑦シフトノブ

フットレスト

⑨ピアノブラック塗装

⑩シート

⑪無塗装樹脂パーツ

⑫スポーツモードへの切り替え

⑬空調モード

⑭パッケージトレイ

⑮エクステリアデザイン

バックドア

⑰室内イルミネーション

⑱プリクラッシュセーフティーシステム

⑲EPS

⑳クルーズコントロール操作レバー

 

あくまで、基準はC-HRです。

それがどう変わったのかを書いていきたいと思います。

 

①異音

試乗はディーラー周辺を走っただけなので比較的良好な道を走りました。

当然、異音は全く発生していません。

通勤路を走ってみたかったですが、時間の都合で今回は止めておきました。

試乗が終わって異音が出そうな内装部分を確認してみたけれど、C-HRのようにガタツキ等も無くしっかり造り込まれているようです。

f:id:SevenColors:20180422112236j:plain

 

シートベルトの位置を調整するパーツもカチャカチャ言わないし、勘合部分も然り。

 

f:id:SevenColors:20180717094003j:plain

 

ネジ山で固定する白いパーツは相変わらずですが、しっかりと固定されておりました。

 

ただ、パンク修理キットが収納されている部分は遊びが多かったです。

f:id:SevenColors:20180722115958j:plain

 

上からデッキボードで固定されるとは思いますが、この部分は異音の懸念材料ですね。

 

②乗り心地

起伏の大きい道も走ってみましたが、嫌な突き上げもなく大きく揺すられることもありません。

当たりが柔らかいのにC-HRのようなフワフワ感がよく抑えられており、「適度な硬さ」という言葉が当てはまりますね。

ただ、サスが馴染んできたときにどうなるかは未知数です。

225/50R18と205/55R16だからC-HRは分が悪いように思えますが、エナセーブEC300って結構硬いタイヤです。

にもかかわらず、当たりの柔らかい乗り心地に仕上げているのは100万キロ走り込んだと言うだけのことはありますね。

C-HRの10万キロに対して10倍ですよ。

 いくらニュルで走り込んでも、国内の一般道で異音を発生させてしまっては何の意味もありません。

 

③シートポジション

テレスコの調整範囲が広くなったようで、適切なシートポジションで運転できました。

着座位置も低くて良いですね。

通常、着座位置が低いと乗り降りしにくいのですが、個人的にはC-HRより乗り降りしやすかったです。

f:id:SevenColors:20180722160244p:plain

C-HRは車の中心部分ににシート位置が寄っているのかな。

着座位置が高く、サイドシルが微妙に遠く座面の張り出したサイドサポートが邪魔をして乗り降りしにくいと感じます。

カローラスポーツだと足を普通に降ろすと地面という感じで乗り降りしやすかったです。

基本は同じシートなんですけど、不思議ですね。

 

カローラスポーツではチルトテレスコ機構が刷新されたのか、C-HRに見られるコラム周辺のガタツキは無かったです。

 

④運転席とサイドシルとの隙間

残念ながら改善無し。

 

⑤ステアリング

C-HRのように妙なプラパーツがないので断然カローラスポーツの方が好みです。

ただ、革材はC-HRの方が良いですね。

 

⑥メーターパネル

逆スラントなので埃が付着しにくい形状になっていました。

f:id:SevenColors:20180723094657j:plain

 

非常に羨ましいです。

 

⑦シフトノブ

f:id:SevenColors:20180723094724j:plain

 

シフトBを試していないので使い勝手は未確認ですが、見た感じC-HRと変わらないような・・・

 

フットレスト

残念ながらC-HRと同じ。

 

⑨ピアノブラック塗装

C-HRより使われる範囲が減っていますね。

f:id:SevenColors:20180722161143j:plain

 

艶なしのヘアライン加工が好みだけど、これはレクサスの専用かな?

 

⑩シート

GグレードはスポーティシートなのでC-HRと同じですね。

f:id:SevenColors:20180723094925j:plain

 

メーカーオプションではキャメルカラーが選択できます。

f:id:SevenColors:20180722161505j:plain

しかし、12万円出して積極的に選びたいかといえばNoですね。

ツートーンに拘らなくても良いのでは?

 

⑪無塗装樹脂パーツ

驚いたことに中間グレードのGでも、前後バンパーは艶ありブラックの塗装が施されております。

羨ましいですね。

 

⑫スポーツモードへの切り替え

一応、物理スイッチが追加されています。

f:id:SevenColors:20180722162118j:plain

 

ただ、シフトレバーの前側ということで、場所的には使い勝手は悪そうです。

無論、物理スイッチの無いC-HRより良いですよ。

 

⑬空調モード

空調モードの改善は無し。

ただ、温度設定がダイヤルタイプに変更されております。

f:id:SevenColors:20180723095414j:plain

 

一気に設定温度を変えれるのでこれは非常に羨ましいです。

 

⑭パッケージトレイ

C-HRと同じく余計な装備がそのまま付いておりました。

f:id:SevenColors:20180722212141j:plain

 

標準装備にするのは、ほしい方が多いから?!

なんでこんなものがほしいのか不思議ですね。

 

⑮エクステリアデザイン

C-HRのフロントデザインはハッキリ言って好きじゃないです。

ただ、カローラスポーツが良いかと言えばNoですね。

f:id:SevenColors:20180723101448j:plain

 

生理的に受け付けない、どうしても嫌な部分があるのです。

昨今のマツダ車やレクサスLSやESにもあるアレですよ。

 

バックドア

閉める際にC-HRのような重さを感じませんでした。

f:id:SevenColors:20180723095928j:plain

 

C-HRで超不評のため、改善してきたと思われます。

バックドアとは関係ありませんが、バックカメラの位置は良いですね。

f:id:SevenColors:20180722162911j:plain

 

⑰室内イルミネーション

オプション選択に変わりましたね。

f:id:SevenColors:20180723100207j:plain

 

必要な方のみお金を出して付ければ良いのですよ。

 

⑱プリクラッシュセーフティーシステム

安全装備は最新型に変更されてますが、基本システムは変わってないのでは?

信頼性が上がっていると良いですね。

 

⑲EPS

操舵感は相変わらず軽めですが、C-HRよりも応答性が良く、若干クイック。

C-HRは一瞬遅れ、大回りする感覚なのでカローラスポーツの方が運転しやすかったです。

スポーツモードでも極端に重くならず軽めですね。

これについては適度な重さがあるC-HRの方が好みです。

※ハイブリッドよりターボモデルの方が軽い設定のようです。

 

⑳クルーズコントロール操作レバー

操作レバーが廃止され、右側のステアリングスイッチに配置されました。

f:id:SevenColors:20180723100520j:plain

 

ステアリング周りがスッキリして良いですね。

 

 20点の内、半分の10点が改善されていました。

個人的には下記5点の改善が羨ましいです。

②乗り心地(フワフワ感&突き上げ減少)

③シートポジション(調整範囲が広がったテレスコ)

⑥メーターパネル (クリアパネルの角度)

⑪無塗装樹脂パーツ(塗装されたこと)

⑬空調モード (温度調整ダイヤル)

 

新型カローラスポーツはステアフィールも自然だし、動的質感及び静的質感の向上が見受けられ、とても魅力的であります。

ただ、エンジン形態がC-HRと同じであり1.2Lの8NR-FTSとCVTに魅力を感じていないし、フロントデザインがどうしても受け入れがたい。

C-HRもフロントデザインは好みでないけれど許容範囲なんです。

カローラスポーツに乗り換えることは無いけれど、トヨタが細かいところまで改善してきているのが分かったので、C-HRのマイナーチェンジにも期待が持てますね。